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田七人参 トップお伝えしたいこと >細川先生からのメッセージ
 

細川順讃氏からのメッセージ:
「肝心要-体内を巡る血液の質こそ健康の源」

 

 

<細川順讃(ほそかわかずひろ)氏プロフィール>
生命科学21研究所 理事長
医療コンサルタント
日本マクロビオティック協会 特別講師

1948年生まれ。
東西医学、心身医学、食事療法(食養)、伝承医療等を統合した総合的治療法、 健康法である『トータル健康法』を、30年間、現場で研究。
著書に「自然健康法」「気と食・驚異のバランスパワー」「食養大全(共著)」など多数。 食養と心身コントロール(自己整斉法)をベースに、根源的な統合健康法の普及・指導を行っている。
多くの企業、団体の顧問・コンサルタントとして多忙な日々を送りながらも、セミナー講師、講演なども、精力的にこなしている。

 

 
 

 

1、健康の定義って何か考えたことはありますか?

みなさんは健康の定義ってご存知ですか?
考えていそうで実はよくわからないものですよね。
健康というのは、単に病気がないとか、支障・障害がないということではありません。
精神的、肉体的、物質的、社会的、すべての面で完全な状態であり
調和がとれた状態を言います。

それを本当の健康というふうにWHO(世界保健機関)でもそう定義付けられております。
では、その「健康な状態」とは、どういうことかを少し考えてみたいと思います。

この地球上にいるあらゆる生物は、その生物の体が正常な状態なら、
体内で必要な微生物を繁殖する栄養質を持っている。
ところが体内で不要な微生物が繁殖する栄養素はまったく持っていないのです。
つまり健康な状態であればそうなのです。

だから健康な状態であればどんな恐ろしい菌が体内に入っても、
目に入っても、鼻に入っても、どこについても繁殖しないです。
つまり殺さなくても栄養もないし、環境もないから繁殖できないといことです。
そういう原理が分かれば健康を維持することがどういうことかが明らかになります。
つまり、体内の環境作りがポイントなのです。

 

2、体の環境には、血液が大きく関係している

では、体の中の環境とは具体的にどういうことをさすのでしょうか?
人間の体は細胞で出来ています。
そしてその細胞60〜70兆で構成されており
(構成するもの以外をあわせると100兆)、その細胞の活動によって
私たちの体や生命が維持できているわけです。

そして、その細胞1つ1つにありとあらゆる栄養素や酸素を送り、
老廃物を排除するように細胞の周りを常に体液が流れています。
よって、環境が正常だということはどういうことかと言えば、
この周辺を流れる体液が完璧なバランスを保っている。

つまり完璧なバランスを保っているということは、
その細胞が働くために必要なすべての成分が完璧なバランスで含まれており、
滞りなく流れていることと言えます。

では、ここに流れている体液は何かということですが、
これは血液そのものと言ってもいいです。
なぜかというと、体の中を流れている液体がありますよね。水が大半なのです。
その水が全身を細胞の中やその周りを流れて、リンパ管の中に入っていったり、
静脈の中に入っていったりするのです。

そして、全身をずっと流れて余計なものを回収したものは、やがて肝臓に入って
処理されて、そして十二指腸から出て便と一緒に排除されます。
ほとんどのものは腎臓に回ってろ過され、不要なものだけは尿として外に排泄されます。
そういうかたちで余計なものは全部出て行ってしまいます。
そして必要なものは動脈から供給されていく。

こういう循環が常に行われているのです。

このとき、この液体がリンパ管の中に入ればリンパ液、
静脈の中に入れば静脈血、つまり血液ですね。動脈の中を流れている、これも血液ですね。
そういうふうに体中に液体はありますが、場所によって名称と働きが違うというだけであって、
常に形を変えて全身をそういう液体、つまり血液が流れているのです。
血液がすべて形を変えて全身の細胞を養っているということなのです。

だから血というものは昔から非常に大事にされていて、
血液が細胞を養うということの理由であります。

人間の体の中では、1日に約7000億の細胞が生まれていると言われます。
この細胞の素材、原料は、すべて血液です。
だから血液は細胞を養う働きと同時に細胞に変わっているのです。

ということは血液の質が悪ければ、当然細胞の質は悪くなってしまいます。
細胞の質をよくしようと、あるいは細胞の働きを上げようという場合には、
まず基本的には血液を浄化し、この質をよくするということが絶対条件です。
これをやらない限り、自然治癒力は上がりません。

つまり自然治癒力を上げるためには、代謝を上げなければいけません。
代謝を上げるということは細胞の基本機能が上がるということなのです。
その細胞の基本機能を上げるためには血液の質が大事、
新しい細胞の質がよくなるためにも、血液の質が大事なんです。

だからこの血液が一番根本になるわけですね。
環境づくりのためには、そこで流れる血液、そしてその質が大事だということです。

 

3、食と心と血液が良循環を生む

健康な状態を維持するために環境づくりが重要であり、
そのためには血液の質が大事であるとお伝えしてきました。
では、血液の質をよくするにはどうしたらいいかということになるわけですが、
まずは、血液はどうやってつくられているかというところから考えてみたいと思います。

血液は100%食べ物から作られます。食べ物の中にはいろいろな食物もありますけれども、
水も含まれています。水というのは栄養素の中でも最も大事な要素です。
とにかく口から入るもの、それがすべて血液になる。
だからまず血液の素材が食べ物ですから、この食物の質、これが血液の質を決定します。

そしてこの血液を正常にするためにはまず食が大事ですが、もっと大事なことがあります。
それは意識、そう心です。心の状態が血液にもっと影響するのです。

質の悪い食物を食べた場合、血液の質は徐々に悪くなっていきます。
ところが意識の方は、大きなストレスを受けたり、
不調和な意識を持った場合には一気に状況を変えてしまう。

食と心、この2つが非常に重要になってくるわけですね。
これらが血液には大きく影響するということなのです。
ただ、心が整っているといってもそれを作るのは大変です。

ですがもう1つの要素である食物、こちらは努力をすればすぐに改善することができます。
いいものを食べていけばいいわけですからね。だから、やれることからどんどん変えていく。
そこから始めて、そのレベルを高めていくことによって、食が血液に作用する。
そうすると逆に血液が細胞に作用する。細胞は脳細胞まで全部含めています。

ということは血液の質がよくなれば、心が調和、安定しやすくなるということです。
そういう下地をレベルアップしておく状態で、この心を調和する努力をしていくと
非常に楽に、スピーディにできてくるのです。そして良循環が生まれてくるわけです。

 

4、肝心要…血液の質を上げるのは「肝」と「心」

血液の質を上げるためには、食と心が大事。そして血液の質が良くなれば、
心の調和、安定しやすくなり、良循環が生まれるとお伝えしていきました。
では、その血液を正常に保つために臓器の中で最も大事なところは何かと言うと、
小腸と肝臓と心臓、これが一番大事な部分です。


血液というとすぐに血管と心臓を思い浮かべると思うのですが、
そこで血を作ることはありませんから、質に影響を与えることはありません。
血液の質がよくなれば、血管がどういう状態であれ、必ず正常になってきます。

食物は、小腸から吸収されたものが肝臓に流れていきます。
その間に血液がどんどんつくられています。
骨髄に入ってからつくられるのは、これは緊急事態の場合の備蓄なのです。

普段は肝臓内でできたり、小腸の周辺でできたりとさまざまなところでできています。
そのときに血液をつくるということも大事ですが、
血液中にはどんどん余計な老廃物や外部からの毒素が入ってきたり、
内部で毒素が発生したりします。これを処理するのは全部肝臓なのです。

肝臓が余計なものを分解・排除して排泄をしたりするというだけではなくて、
血液中に必要なものを全部、肝臓で生産しているのです。

よって肝機能が高ければ、血液の質を非常にきれいな、
レベルの高い状態で保つことができる。
食物と心の状態を保つというのはそのベースとなる不可欠な要素です。

ところが現代人はこれらの条件をなかなか揃えることができない。
だから、まず必要なのは努力をして条件を揃えようとすること。
補助する方法はたくさんあります。

たくさんある方法の中で一番効率が良いのは、
直接的に肝機能を高めるという補助的手段を加えるということです。
効率がいいということは少ない努力で、かつ短期間で血液浄化を図れるということです。

肝機能を高めていくにはどうしたらいいか。
まず一番大事なことは肝臓の負荷を減らすこと。
負荷を減らすということは肝臓の働きをあまり過大にしないことです。
現代人の肝臓はものすごく疲れていて、肝臓病が今極端に増えています。
それは過大な負担をかけているからです。

身近なものでは農薬、周辺の化学物質、食品添加物、水道水に含まれる化学物質、
これが想像を超えるぐらい多いのです。これを全部肝臓が処理しているのです。

そして、一番大きな化学物質、最も量が多い、数も多いものというと食品から入るもの。
まずこれを安全なものにするだけで肝臓の負荷は軽くなってくる。
これで機能が上がる条件ができます。

さらにその上で肝臓に直接その機能を高めるような成分を送り込むという方法もあります。
それは例えば、ニラとかもやし、あるいは大根の葉っぱとか
ニンジンの葉っぱ、普通は捨てるものですよね。
あるいはハト麦。これはちょっと馴染みがないかもしれませんけれども肝機能を高めます。

後、お茶の葉、しじみとか牡蠣、海草も肝機能を高める。
こういうものが日常の中にたくさんあります。
そうしたものを積極的にとっていくことによって、肝機能が高まってくる。

肝機能が高ければ、血液の質を、非常にきれいなレベルの高い状態で保つことができる…
ということがご理解頂けたと思います。そして肝機能を高める方法もご理解頂けたと思います。

「肝に銘じる」「肝っ玉」「肝試し」と肝(キモ)という言葉は、
古来より"もっとも大切な"という意味として使われていますよね。

肝臓は、その肝という言葉が使われた大切な臓器であることが納得できます。


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